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3月11日、雪の降る朝になりました。
「今日は晴れの予報だったのに」
「なんでこの日に。あの時を思い出すよね」
社会福祉情議会の湯沸し室でお茶入れをしながらの会話です。

「なんだか今になって涙が出てきちゃってさ」
職員の中にも被災者がいます。
「(今まで)踏ん張ってきたの。3年経ったので気が緩んじゃったのかな」
テレビでは、3年目を迎える被災地のことを連日取り上げています。
その一つひとつを見聞きしては泣いていたそうです。

この日のきずな工房は閉所日。
それぞれが故人を偲ぶ一日にさせていただきました。
裁縫の部のスタッフは通常勤務。布の買い出しや、事務処理などを行いました。
おとうさん、おかあさんたちがいない工房はとても静か…
一人くらい間違えて来ないかな?って思ってしまったほどです。


追悼式

そして、午後は社協職員として町の追悼式に参列。
会場の七ヶ浜国際村に向かうまでは、私たちが行ってもいいのだろうかと複雑な気持ちでした。工房の利用者さんのご家族ご親戚もお亡くなりになっています。
ご遺族の皆さんと共に黙とうし、献花台に花を捧げて気持ちが切り替わりました。ピッと襟を正すような身が引き締まる思いです。

皆さん、未だ複雑な思いを抱えたまま節目のときを迎えられたと思います。
「昨日はテレビを見て泣いてばかりいたの」
「いろいろ思い出しちゃってさ。目が腫れちゃってね」
翌日来所した利用者さんたちもそれぞれ思いを巡らしていたようです。

あっという間だったような、長かったような…
この3年をどう表していいのか正直よくわかりません。
ただ夢中で駆け抜けてきたことは確かです。

きずな工房の活動は来年度も続きます。
この場所を心のよりどころにされている方たちが、楽しい時間を過ごせるようにこれからも頑張っていきます。



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